摘 要
《银河铁道之夜》是日本作家宫泽贤治完成的最后一本小说,也可以说是其最具有代表性的作品。这本童话作品在 1985 年被拍成动画电影,其中主人公焦班尼是以猫的形象出现,给人留下深刻的印象。《银河铁道之夜》讲述的是主人公焦班尼和他的好朋友柯贝内拉在不断寻找真正的幸福的故事,最后他们不知道什么是真正的幸福,但明白了只要做了好的事,或者有利于他人的事,即使失去自己的生命那也是幸福的。这种“自我牺牲”的幸福观贯穿作品的始终,也体现了宫泽贤治幸福观的本质。论文通过这部童话作品的分析来探讨宫泽贤治的幸福观的本质,并且对这种幸福观的形成原因也进行了分析。
关键词: 宫泽贤治 《银河铁道之夜》 幸福观 自我牺牲
要 旨
『銀河鉄道の夜』は日本作家の宮沢賢治によって書かれた最後の作品であり、宮沢作品の代表作とされている。1985年に映画にされ、主人公のジョバンニが猫の姿で表れ、観衆に強い印象を残した。これは幸福を追求している旅の物語であり、いったい幸福がどんなものなのか、主人公は友達と一緒にずっと探しているものの、最後わからないでいる。しかし、いいことさえすれば、あるいは、他人のためになれば、自分の命を捨てても構わないということがわかってきた。この作品には、他人のための自己犠牲というモチーフが貫かれている。ある意味では、宮沢賢治の幸福観の表れであると考えられる。だから、本稿は『銀河鉄道の夜』という作品の分析を通して、宮沢賢治の幸福観について検討した。さらに、この幸福観の形成原因も明らかにしようと試みた。
キーワード: 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 幸福観 自己犠牲
目次
はじめに 1
- 問題提起 1
- 先行研究 2
- 日本側の先行研究 2
- 中国側の研究 3
- 研究目的 4
第一章 宮沢賢治と『銀河鉄道の夜』について 5
- 宮沢賢治について 5
- 『銀河鉄道の夜』について 7
- 『銀河鉄道の夜』のあらすじ 7
- 『銀河鉄道の夜』の地位と評価 7
第二章 『銀河鉄道の夜』における幸福観 9
- 幸福についてのイメージ――りんご 9
- 幸福になる道――「自己犠牲」 10
- 鳥捕りの幸福 10
- 青年と姉弟の死 11
- カムパネルラの犠牲 11
第三章 幸福観の形成原因 13
- 宗教の影響 13
- 社会環境の影響 14
おわりに 15
参考文献 16
謝辞 18
はじめに
問題提起
この詩によって宮沢賢治に出会った。
『雨ニモマケズ』1
「雨ニモマケズ風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ……」
その後、図書館で宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読み、彼の文学世界の魅力に引かれた。
宮沢賢治はこの世で 37 年間生きていた。こんな短い一生には『春と修羅』
2、『注文の多い料理店』3、『農民芸術概論綱要』4のような優れた作品を残
してくれた。従って、世間に詩人、作家、農業指導学者及び宗教家として評価されている。さらに、日本の「アンデルセン」と称賛された。
2016 年は宮沢賢治の生誕 120 周年である。日本には宮沢賢治文学ブームが巻き起こっている。そして、中国では宮沢賢治の文学作品と宮沢賢治に関する研究に注目する文学者がますます増えている。
「作品には作者が、あるいは作品そのものが読者に訴えたい読み取ってほしいと思っている事柄が必ずある」5。賢治は『農民芸術概論綱要』6の中で幸
1 東北砕石工場の嘱託を務めていた賢治が壁材のセールスに上京して再び病に倒れ、花巻の実家に戻って闘病中だった 1931 年秋に使用していた黒い手帳に鉛筆で記されていたものである。
2 宮沢賢治の詩集。1924 年発表、生前唯一の自選詩集。
3 宮沢賢治の代表作として知られる童話の一つ。1924 年を自費出版。
4 1926 年起稿。底本:「【新】校本宮澤賢治全集 第十三巻(上)覚書・手帳 本文篇」筑摩書房
1997(平成 9)年 7 月 30 日初版第 1 刷発行
5 長谷川泉.作家論と作品論[M].東京:至文堂,1987:340.
6 同 4
福について下記のように書いている。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」のように、宮沢賢治は世の中のすべての人を平等に愛し、ぜんたいの人が幸せになるために全力を尽してきたと思われる。
それに、『銀河鉄道の夜』の中で、宮沢賢治は描いた主人公ジョバンニが孤独ながら、幸福に憧れる。自分だけでなく、友達のカムパネルラ、いつも彼を嘲笑して、彼を孤立させるザネリもみんなの幸せを願っている。
宮沢賢治の幸福観は一体どういうものなのか、なぜ彼は孤独しながら、幸福に憧れていたのか、自分と他人を幸せになるためにどうすればいいのか、この一連の問題を明らかにしようと、『銀河鉄道の夜』を通して、分析を展開してみたい。
先行研究
日本側の先行研究
宮沢賢治は生きていた時、彼の作品や彼自身を研究する対象としての学者はほとんどいない。死後、広く注目されるようになった。宮沢賢治及びその作品に対しての研究は二つのパターンに分けられている。一つは宗教信仰であり、もう一つは作品における幸福観である。1931 年6月、「詩神」に掲載された草野心平7の「宮沢賢治論」は本格的な賢治論の研究だと言える。それから、新民主健一8、森景子9、鍋島直樹10などの作家は宮沢賢治の作品における「幸福」を論じた。森景子は『銀河鉄道の夜』を例に、この作品における
7 [1903~1988]詩人。福島の生まれ。「銅鑼(どら)」「歴程」などの詩誌で活躍。蛙を題材にした詩が多いことでも有名。文化勲章受章。詩集「第百階級」「定本蛙」など。
8 新民主健一 1997 年「宮沢賢治の求めた幸いーー「よだかの星」と「虔十公園林」より」『鹿児島大学教育学部研究紀要 人文社会科学編』(49)
9 森景子 2009 年「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」論:「ほんとうの幸せ」とは何か」『葛野』(13) p10
10 鍋島直樹 2014 年「宮沢賢治が考えた「幸福」とは:本当の幸いをさがしに」『大法輪』(79) p67
「本当の幸せ」は「自己犠牲」の意味を指摘した。それに、原子修は『宮沢賢治論』の中で「苦痛と快楽の急速な逆転能力の持ち主としての宮沢賢治は
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