摘 要
日语和汉语之间有很多同形词,同形词中数量最多的又是同形同义词。本论文在参考中日同形词和中日同形同义词的先行研究的基础上,通过分析《紫罗兰永恒花园》的字幕翻译,总结翻译同形同义词时的注意点。
本稿的结构是,首先对本稿的研究对象以及研究方法做出说明,然后通过具体分析《紫罗兰永恒花园》的台词中出现的二字中日同形同义词的翻译,总结翻译同形同义词的注意点,最后分析同形同义词的翻译中出现的有错误或者不够自然的翻译,利用语料库等研究一部分中日同形同义词的共同点和差异。
本稿得出的结论是,翻译同形同义词时,尤其需要注意时代性、文体、惯用搭配、褒贬色彩等方面。并且、为了减少误译,我们必须更加重视同形同义词。
关键词:中日同形同义词;翻译;中日同形词;字幕;错译
目 次
はじめに 1
先行研究 2
1 研究対象と研究方法 5
1.1 研究対象 5
1.2 研究方法 6
2 同形同義語の翻訳について 16
2.1 実例の漢訳についての分析 16
2.2 同形同義語を翻訳する時に注意すべきところ 18
3 同形同義語の誤訳・拙訳について 20
3.1 同形同義語の誤訳・拙訳についての問題点 20
3.2 同形同義語の誤訳・拙訳についての具体的な分析 21
おわりに 35
参考文献 38
謝 辞 39
はじめに
本稿のテーマは、「二字中日同形同義語の翻訳に関する研究」。これをテーマとする理由は、主に二つある。これまでの先行研究はほとんど同形類義語と同形異義語に注目していて、同形語の中で数が一番多い同形同義語を深く研究する研究者は少ない。そして、同形同義語の翻訳があまり重視されていない傾向が見られる。一方で、同形同義語を翻訳する時、母語の干渉が起こりやすく、ぎこちない表現となることが多い。つまり、同形同義語の翻訳にはまだ研究する余地があると思う。それで、先行研究をベースに、コーパスなどを利用して、二字中日同形同義語の漢訳をさらに研究することにした。
二字中日同形同義語の翻訳を研究する目的としては、同形同義語を翻訳する時の注意点をまとめ、同形同義語の誤訳と拙訳の問題点を分析して、中日同形同義語の共通点と相違点を研究することで、今まであまり重要視されていなかった同形同義語を中国人日本語学習者に重視させ、同形同義語の誤用や誤訳を減らすことである。
先行研究
中国においても日本においても中日同形語についての研究が盛んに行われている。中日同形語の定義について、潘钧(1995)の考えでは、同形語は三つの特徴が揃っている。一つ目、漢字の形が同じである(漢語で簡略化されているか、日本語で仮名文字がついているかどうかなどの要素は考慮しない)。二つ目、出典が同じ、そして歴史的関係がある。三つ目、日本でも中国でも使われている言葉である1(筆者訳)。この三つの特徴のほかに、偶然な要素で形が同じくなった言葉も同形語に属すると潘钧(1995)が強調した。何宝年(2011)は
「中日同形語とは、音読みの読み方・文字数・借用関係を問わず、中日両国の文字改革によりもたされた字体の相違があっても、漢字のもとが同じである、中国人の立場から見る、中国語と日本語の間に存在している同形の漢字語である。」
と定義した2。筆者は何宝年(2012)の定義に賛成する。
中日同形語の意味分類は同形同義語、同形類義語、同形異義語の3種類に分けられる。これまでの先行研究はほとんど同形類義語と同形異義語に注目していて、同形語の中で数が一番多い同形同義語を深く研究する研究者は少ないと思われる。そして同形同義語の定義はまだ明確ではなく、ほとんどの同形語関連論文ではただ同形語を分類する時に一言で簡単に定義する。例えば、赵雪莹(2008)は、同形語を意味別で分類する時、同形同義語を「中国語でも日本語でも語義が全く同じ、訳す時は他の語彙で言い換える必要がなく、そのまま使えばいい語彙」3(筆者訳)と定義している。このように、同形同義語を重視していない傾向が見られる。
周岩(2013)は、今まで同形同義語に対する記述が曖昧で、辞書的意味の異なるものが同形同義語に分類されてしまうケースが多数発生していると指摘しているが、この問題はまだ解決していない。
盛凱(2013)は、中日同形語における意味が同じかまたは極めて近いものを同形同義語と定義しているが、「これらの単語は字形も意味も日本語と中国語がほぼ同じだから、訳す場合、日本語の漢字を適当に中国語の漢字に直せばいい」4と論述している。筆者はこれについて異なる考えがある。たとえ辞書で調べた結果、語義が同じだとしても、実際に運用した時は語義が少し違う場合もよくある。同形同義語を訳すことは決してそれほど簡単なことではないと思う。
林佳辰(2015)は形容詞を中心に中日同形同義二字漢語の品詞を考察した結果、中国語で形容詞として使われる中日同形同義二字漢語の一割強は日本語で品詞が変わったことが明らかになった。この一割強も占めている同形同義語を疎かにすべきではない。
張金艶・谷守正寛(2013)は、同形語の誤用を考察することによって、中日同形語が意味を共有しながら誤用を招く原因を探した。その原因は、品詞の違い、文法性の違い、母語の干渉などである。
杨林琳(2013)は、「同形同義語」を「直訳」の方略で翻訳できるが、使用する際に「語義の拡大」に注意しなければないと指摘したが、一つの例しか挙げていないので、「同形同義語」を翻訳する時、具体的にどんなところに注意すべきか、まだ研究する必要があると思う。
杨敬曦(2014)は、同形同義語を翻訳する時、文脈と目標言語の言語習慣に合わないなどの問題がよく起こると指摘している。
筆者の考えでは、同形同義語は辞書的意味が全く同じか、かなり近いものであるが、実際に運用すると品詞・喚情価値5・文体・コロケーション6などの面ではかなりの相違点がある。それらの相違点によって、中国人日本語学習者が同形同義語を使う時、または翻訳する時、母語の干渉が起こりやすく、誤用やぎこちない表現となることが多い。荒川清秀(1979)は、「日本人と中国人が同じ漢字を使っているということは大きな利点にもなれば大きな落とし穴にもなる」7と指摘している。本稿は一つのオフィシャルサブと四つのファンサブの字幕翻訳を対比しながら、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(アニメ動画)1~8回の台詞における中日同形同義語の翻訳を研究することで、今まであまり重要視されていなかった同形同義語を中国人日本語学習者に重視してもらい、それらの誤用や誤訳を減らすことに少しでも役に立てばと思う。
研究対象と研究方法
1.1 研究対象
本稿は一つのオフィシャルサブと四つのファンサブの字幕翻訳を参考に、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(TVアニメ)1~8回の台詞における二字中日同形同義語の翻訳を研究してみたい。
本稿でのセリフのコンテキストが理解できるように、まず『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじを紹介する。「とある大陸の、とある時代。大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま――。街は人々の活気にあふれ、ガス灯が並ぶ街路にはトラムが行き交っている。ヴァイオレットは、この街で「手紙を代筆する仕事」に出会う。それは、依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事。彼女は依頼人とまっすぐに向き合い、相手の心の奥底にある素直な気持ちにふれる。そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく。」と『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアニメ公式サイトに書いてある。
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