摘 要
近年,随着人工智能的发展,认知科学备受关注。因此,认知语言学领域中隐喻研究成为当下热点。其中,植物隐喻研究如火如荼,主要集中于中、英语言的对照研究。中日两国对植物中的各种花草研究较多,而对微不足道的苔藓的研究较少,所以围绕苔藓的植物隐喻研究有其意义和价值。因此,本文通过认知语言学中的认知隐喻理论及意象图式理论阐明“苔藓隐喻”。
本文从认知隐喻理论和意象图式理论出发,通过收集《万叶集》和唐诗三百首中出现的苔藓诗歌,研究过程中为确保语料的完整性和准确性,采用对照量化分析法,比较了中日苔藓诗歌的意象异同,在归纳中日苔藓诗歌的基础上探究了隐含在语言内部的文化要因。得出以下结论:中日两国人民构成苔藓隐喻时会受地理环境、文化归因、情感趋向等因素影响,人类通过植物隐喻丰富表达内涵时, 遵循一定的自然法则,即人类日常生活的环境与苔藓生长的环境有一定关联,其含意更丰富。本文通过对苔藓隐喻的考察,证明了从外界认识理解事物时隐喻的必要性和重要性;印证了人类通过认识深处的隐喻,使语言发生表层变化。
关键词: 认知隐喻理论 万叶集 唐诗 苔藓隐喻 中日对照
要 旨
近年、人工知能(AI)の大ヒットにともない、認知科学は注目を浴びてくるといわれる。同時、分枝としての認知言語学におけるメタファーに関する理論と実践も進んでいるように見える。その中に、人間に関係する「植物メタファー」研究までは流行っていることは事実である。しかし、国内の「植物メタファー」のアプローチ研究は主に中・英両言語の間に行われているものの、系統的で単なる一つの植物をめぐる研究は少ないようである。しかも、中日両国に共有している植物である「コケ」メタファーに関するアプローチ研究はより少ないように気づいた。
そこで、本稿は認知メタファー理論とイメージ・スキーマ理論を生かして漢字文化圏における典型的な古典詩をデータとし、「コケメタファー」を闡明してみた。データの完備と正確さを確保するために、『万葉集』と唐詩に基づいて、インターネット上の資料までも検索範囲に入れてコケにしぼる詩歌の収集を済ませた。中日両言語のコケ詩では、対照と量化の分析方法を利用し、結構メカニズム及び意味的な面から、異同を取り上げ、言語特徴をまとめ、言語の裏に隠れている文化的要因を探究してみた。以下のような結論が得られた。中日両国はコケメタファ-を構造するとき、自国の地理環境・文化背景・イメージなどに影響され、特定の言語原則に沿って進んでいき、言語環境に深く依存していることは明らかになる。また、植物メタファーにも優先原則があるだからこそ、日常生活によく見つかるコケは身体性基盤と共起基盤がより強いということが分かる。とにかく、人類自身の以外から物事の特徴など捉えなくては、人類の認識や行動の発展を進められない、というようなメタファーが必要だということである。
キーワード:認知メタファー理論 万葉集 唐詩 コケメタファー 中日対照
目 次
摘 要 I
要 旨 II
はじめに 1
- 研究の背景 1
- 研究の目的 1
- 研究の手順 2
第一章 先行研究 3
- メタファーの概念 3
- 唐詩と万葉集の概説 3
- 唐詩と和歌におけるメタファー研究 4
- 先行研究の問題点 4
第二章 『万葉集』におけるコケのメタファー 5
- コケと場所 5
- コケの字形及び意義 5
- 木についたコケ 5
- 岩に生えるコケ 7
- 枕とコケの結び 7
- コケと自然 8
- コケと時間 10
- コケと場所 5
第三章 唐詩におけるコケのメタファー 12
- コケと色彩 12
- コケと自然 13
- コケと本志 14
- 隠逸詩における「コケ」 14
- 相思詩における「コケ」 15
- 懐古詩における「コケ」 16
第四章 万葉集と唐詩における「コケ」の異同 17
- 万葉集と唐詩における「コケ」の共通点 17
- 万葉集と唐詩における「コケ」の相違点 17
おわりに 19
参考文献 20
謝 辞
はじめに
最近、言語学や文学を問わず、メタファー研究への関心は時間長く持っているようである。二千年前、アリストテレス1の著作にメタファー対する定義と思考をめぐる論述が数多くあった。メタファーが各言語、特に詩歌の中に普遍に存在していることは当然である。例えば、唐詩と『万葉集』に存在しているメタファーは極普通の言語現象と言える。さらに、人間の生活と緊密に関係している「植物メタファー」にしぼる研究が最近流行っているように気づいた。
研究の背景
植物は文学作品で単に自然美を伝える景物として登場するだけでなく、その形質や生態そのものは信仰、習俗、伝承などと関連し、人類の心象と情感を表現することもできる。そして、美術、芸術、建築、文学などの文化的な領域には植物の豊富な姿が見られる。そこで、本稿は文学作品の詩歌における植物のメタファーを巡って検討する。具体的に、中国の唐詩と日本の『万葉集』における「コケ」のメタファーを対照的に研究する。
研究の目的
系統的にメタファーに関する認知言語学の対照研究は多いものの、「コケ」のメタファー表現に対する研究は、単なる中国のコケメタファー、あるいは、日本文化におけるコケのシンボリズム、というレベルだけに止まり、中日の詩歌におけるコケのメタファーの対照研究が少ないように見える。そのため、本稿は唐詩と『万葉集』によく出た「コケ」のメタファー対照を通して、「コケメタファー」を闡明し、中日が「コケ」にどのような認知や感情など抱えているのか、ということを明らかにしてみよう。
1 アリストテレス(BC384~BC322):古代の先哲、古代ギリシア人、世界古代史上の偉大な哲学者、科学者、教育者の一つで、ギリシャ哲学の集大成者とも言われている。
はじめに
研究の手順
具体的に、まず、本稿は先行研究を参考し、認知言語学の重要な概念となるメタファーの定義を説明し、唐詩と『万葉集』を紹介する上に、メタファーと詩歌の関連を闡明する。それから、日本の『万葉集』におけるコケのメタファーについて、コケの生長する場所、自然風景、年月の経過と時間の長さを分析する。一方、唐詩におけるコケの色組み合わせ、自然風景、詩を通して「志を言う」ことを述べる。次に、中日コケの異同をまとめる上に、その理由を明らかにするため、自然条件、歴史条件、社会発展の段階、風俗習慣の視点から探求してみよう。最後、両国が「コケ」に対する認知差と感情的傾向の異なりを確認し、より多くの植物のメタファー及び文学スタイルによるメタファーの様式を今後の課題として望んでみよう。
第一章 先行研究
メタファーの概念
メタファーは、人間の世界観を表現するものであり、人間が自分自身を取り巻く世界をどのようなものとみなし、その中でどのように行動するのかを決定付けるもの、それがメタファーである。鍋島(2011)2は、「狭義のメタファー
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