摘 要
要旨
待遇表現とは、単なる敬語のみならず、上下関係を中心とした人間関係における表現であり、さらに人間同士の円滑なコミュニケーションのための表現全体であると言える。蒲谷· 金·高木(2009)では待遇表現の定義について、「コミュニケーションするときに、コミュニケーションの主体(話し手·書き手·聞き手·読み手)が、場面のことを考え、配慮した表現行為
(または表現行為の結果として成立した表現形式)のこと」としている。
近年、 日本語学習者は増加し、 多様化する傾向にある。学習者が学習困難であると予想される項目のひとつとして待遇表現があげられる。日本語の「待遇表現」は独特な特徴を持っているので、それらの特徴や機能を理解すると、学習者に対して、習得しやすくなるかもしれない。身に付けなければ、敬語を中心としての待遇表現の使用することが難しい。そこで、先行研究を踏まえ、語用論視点から、数多くの談話に対する分析を通して、待遇表現を考察してみた。
キーウード:待遇表現 敬語 語用機能 談話分析
摘要
摘要
日语的待遇表达、不单单只以敬语为中心。作为一种以上下关系为中心的体现人际关系的语言表达方式,待遇表达更是一种使人际交往中的言语交流变得更为融洽的语言表现手法。在蒲谷·金·高木(2009)关于待遇表达的定义中,将其定义为:交谈的时候,交谈的主体(说话者、书写者、听话者、阅读者)考虑不同的场合,语境而产生(或者说是作为表现行为的结果而产生)的表达形式。
最近几年,学习日语的人也越来越多。可以预见的是,日语学习者,在学习过程中一定会遇到的困难就是待遇表达的学习。日语的待遇表达有其独有的特征,理解其特征和其功能,对日语学习者也许会变得更容易一些。因此,在先行研究的基础上,笔者从语用学的角度,通过具体分析不同的谈话,来考察待遇表达的本质,帮助日语学习者理解日语中的待遇表达。
关键词: 待遇表达 敬语 语用功能 谈话分析
目次
目次
第一章 始めに 1
第一節 問題提起 1
第二節 先行研究 2
第三節 本論の目的 4
第四節 本論の研究方法と手順 4
第二章 待遇表現の談話分析 5
第一節 談話構造による待遇表現 5
第二節 隣接ペアの観察 7
第三節 待遇表現の中の相づちの機能 7
第四節 対人関係の観点からみた待遇表現 8
第三章 待遇表現の語用機能 10
第一節 FTA とポライトネス理論 10
第二節 積極的な待遇表現 11
第三節 消極的な待遇表現 15
第四章 終わりに 20
参考文献 23
謝辞 22
第一章 はじめに
第一節 問題提起
「待遇表現」という術語は、狭い意味での「敬語」だけに限定された研究を乗り越えるために、「上下親疎」の「人間関係」すべてを含み、「場面」を重視し、表現の形式だけではなく表現する行為をも扱おうとしたという点で、言語研究史における意義を持つものである。
「待遇表現」という術語は、そうした背景を有するものとして、現在の日本語研究、日本語教育研究において明確な地位を得ていると言えるだろう。
しかし、「待遇表現」=「敬語(表現)」という誤解もまだ根強いものがあり、「待遇表現」が持つ広がりが必ずしも理解されず、かえって矮小化されているようにも感じられる。また、
「待遇表現」という術語では、どうしてもその覆う範囲が「表現」に限定されてしまうおそれがある。
「待遇」という術語の持つ意義を重視し、また研究史上の継続性を維持することも意図し、しかし、「表現」だけではなく、「理解」をもその範囲に含むことを明確にするために、そして、表現と理解が単独で成り立つものではなく、その「やりとり」や「くりかえし」である
「コミュニケーション」として成立するという当然の言語事実を考慮し、さらには、言語を超えた行動も含むことを意識したものとして、「待遇コミュニケーション」という術語を提唱するに至ったわけだ。
中国国内では日本語教育において待遇表現に言及する際に真っ先に取り上げられるのは、やはり敬語であろう。敬語は待遇表現の中で中心的な地位を占めていると言える。日本語教育は主に敬語の文法や応用をめぐって展開されている。確かに、待遇表現について勉強するとき、敬語は見逃すことのできない重要な部分である。しかし、日本語能力は中級や高級になるにつれて、諸手段や媒介を通じて敬語以外のいろいろな待遇表現に触れるチャンスが多くなる。例えば、テレビドラマ、ビデオ、書籍などでは、敬意を込めている敬語を使わない言い方、普通の言い回しだが、話を進めるためにはよく役立つ言い方、学校教育には提唱されていない卑罵語や軽蔑語さえ、日本人の日常生活にはよく使われていることが分かる。だ
から、待遇表現に対して、全面的な研究が必要だが、中心的な地位を占めている敬語から分
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第一章 はじめに
析して、待遇表現もわかりやすくになると思う。
私は敬語表現を始めに、ありふれた談話を分析し、語用論の面から、待遇表現について研究したい。
第二節 先行研究
「待遇表現」についての先行研究が盛んに行われていることがわかった。待遇表現の定義や選択に関する対人関係やその選択の要因などは既に十分説明されているのである。だが、具体的な談話を基にし待遇表現と人間関係から、その相互の働きを分析し、待遇表現と人間関係を追求する研究は余りにも少ない。
辻村敏樹(1981)は「敬と卑」、「親と疎」、「公と私」という三つの視点から敬語意識の流れを考察してきた。それら三者は全く別個に存在するものではなく、相互に絡み合いつつ今日に至っているのである、と指摘した。最後に、敬語意識の大きな流れとしては、敬卑に発した敬語は現代社会では、尊敬とか卑下とかいうことではなく、社会組織の中における上下関係の認識に基づく慣習的な表現としてみなされるようになっていうこと、また親疎の意識に基づく敬語用法は今日も依然として大きな位置を占めるとともに、それが内外意識による相対的用法として一層発展していること、更に公私の意識による用法は、公の意義が一対多的な場面意識に変質してきていること、と辻村まとめている。
日本語記述文法研究会(2009)では待遇表現の概念・選択に関わる対人関係及び待遇表現の選択基準への考察などが行われている。その中では、第一章にも挙げたように、待遇表現を同じ事態を述べるのに、対人関係や場面などに配慮して使い分ける表現と定義した。それから、話し手の待遇意図には上向き待遇と中立・下向き待遇があること、待遇表現選択に関わる対人関係には、話し手と聞き手及び話題の人物の間の上下関係や親疎関係、あるいは、教える側と教わる側、雇う側と雇われる側、買う側と売る側といった立場関係があること、を指摘している。また、待遇表現の選択には、発話の当事者(話し手と聞き手)の関係、発話の当事者と話題の人物関係など、対人関係の把握のあり方が関わり、日本語の待遇表現の選択基準として、ウチとソトによる使い分けが存在する、と指摘したのである。
窪田富男(1992)は「表現の使い分けをするのに目的があり、人間関係の保持や親密化であったり、離反や破壊であったり、場合によっては、個人のフラストレションの解消であっ
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