要　旨 日本のドラマ「蛍の光」を見て、「干物女」と言われる女主人公について深い興味を持ってきた。「干物女」といえば、伝統的な良妻賢母の観念を持っている女性とは違って、だいたい職場ではOLらしさを装っているが、プライベートではだらだら生活をして、気のままな一人暮らしを満喫している女性のことである。基本的には20後半～30代の女性で、すっかり恋愛から遠ざかるので、「負け犬」だと言ってもまちがいはない。 「干物女」現象の現れた原因を明らかにするために、色々な面から考察しようと思っている。「干物女」はいったいどういうものであろうか。また、その発生した原因は何でろうか。本研究は、「干物女」文化の起源や背景などを分析し、「干物女」現象を生み出す個人原因と社会原因を探りたいと思う。まず、「干物女」自体の起源や特徴を明らかにしようと思う。それから、先行研究をもとにして、収集した例を分析しながらその原因を究明する。最後に、生じた結論を整理してまとめる。 キーワード：干物女　　原因分析　　対策 内 容 提 要 看了日剧《萤之光》之后，我对是“干物女”的女主人公产生了浓厚的兴趣。说起“干物女”，一般与跟传统贤妻良母观念不同，指的是白天在职场是正常的OL打扮，晚上回了家就是一副邋遢样，一个人生活得懒散任性。“干物女”一般是说25至30岁的女性，远离恋爱，也可以说成是“剩女”了。为了弄清“干物女”现象，我从多方面进行了研究。例如，“干物女”具体是怎样一种人。导致“干物女”现象的原因有哪些。通过对“干物女”文化起源和背景的研究，找到形成“干物女”现象的社会原因和个人原因。首先从“干物女”本身的起源和特征研究开始，再根据先行研究收集的资料作分析，探明原因，并得出最后的结论。 关键词：干物女 原因分析 对策   目　　次 はじめに 1 一、｢干物女｣について 2 1．「干物女」とは 2 2．先行研究について 3 二、｢干物女｣の現状及び「干物女」現象の原因についての考察 3 1.「干物女」の現状 3 2.「干物女」現象の社会的原因 4 3．「干物女」現象の個人的原因 6 三、「干物女」現象の対策について 7 終りに 8 はじめに 日本のドラマ「蛍の光」を見て、「干物女」と言われる女主人公について深い興味を持ってきた。「干物女」といえば、伝統的な良妻賢母の観念を持っている女性とは違って、だいたい職場ではOLらしさを装っているが、プライベートではだらだら生活をして、気のままな一人暮らしを満喫している女性のことである。基本的には20後半～30代の女性で、すっかり恋愛から遠ざかるので、「負け犬」だと言ってもまちがいはない。「干物女」現象の現れた原因を明らかにするために、色々な面から考察しようと思っている。「干物女」はいったいどういうものであろうか。また、その発生した原因は何でろうか。 ドラマ「蛍の光」は二本で、第一本は恋愛問題をめぐり、第二本のテーマは結婚への憧れである。この二つのテーマはほとんど「干物女」が必ず経なければならないジレンマで、28歳の前に恋愛のことを心配、28歳の後で結婚のことを心配する。現実より、「蛍の光」はおとぎ話しに近いようである。「干物女」である雨宮蛍はハンサムで、金持ちである部長と出会った。部長さんが「干物女」である雨宮蛍が好きになった理由はもっとも素直な自身をアピールするところである。これはただドレンディ―ドラマの段落であり、現実の中に、「干物女」はきっと競争力が低いであろう。意中の人は神経太い女が好きだとしても、長く続くと、必ずしも童話のような結末を迎えるとは限らない。だらしない・勝手気まま・むだ遣いなど一つ一つの「罪状」は十分に「干物女」を「死地」に押さえ込むと思う。女主人公はその現実の問題から逃げられなくて、力を尽くして「干物女」の気性を乗り越え、「実用的なお嫁さん」を目標に向かって歩くしかない。 世の中に「すてきな女性」に対する定義はだいたい「公式の場にも立てるし、台所仕事もできる」女のことである。「実用的な女性」の標準も向上する。昼間には装いがさっぱりと上品で、あかぬけていて自然で、人付き合いがうまく、仕事に一生懸命だし、仕事が終わってからさっさと家事を一手に引き受けて、一言を言わずの犠牲型である。幸い、強大な内心を持っている人はいり、自分の意志どおり生活を送っている。どうせ「すてきな女性」になるのはむずかしいのなら、あっさり諦めたほうがいいと思って、「干物女」になってしまう。 本研究は、「干物女」文化の起源や背景などを分析し、「干物女」現象を生み出す個人原因と社会原因を探りたいと思う。まず、「干物女」自体の起源や特徴を明らかにしようと思う。それから、先行研究をもとにして、収集した例を分析しながらその原因を究明する。最後に、生じた結論を整理してまとめる。

1. ｢干物女｣について

1.「干物女」とは もともと「干物」とは魚介類の水分を乾燥によって減らすことで貯蔵可能なように加工した食品である。「干物女」とは「干物」のような存在で、恋愛を放棄していて、様々な仕事を面倒くさがり、適当に済ませてしまう女性のことである。基本的には20代後半～30代の女のことである。その起源は日浦悟の漫画「ホタルノヒカリ」のヒロインである雨宮蛍は代表的な「干物女」として描かれ、大ブームとなり、シリーズドラマ化された。中国語では、「魚干女」ともいう。