摘 要
日语敬语不仅对于日语学习者来说是一个较大的难点,就连日语母语者也不是轻易能够掌握的。随着日本社会的发展变化,日语敬语的定义和功能也逐渐发生着变化,这影响着日本人的语言意识及其应用。
本文选取了日语母语者与中国日语学习者中常见的敬语误用句进行比较,归纳整理出日语母语者中常见的敬语误用类型,对其的相同之处----尊敬语、谦让语、礼貌语之间的混淆问题和不同之处----母语者的敬语实际应用、学习者的敬语语法及形态的掌握进行比较。结果表明:许多日语学习者对于日语敬语的认识不够清晰,日语敬语教育中存在一些不足之处等。针对这些问题,本文对敬语教育提出了希望和建议。
关键词:日语敬语;误用;敬语教育
要 旨
日本語の敬語は、日本語学習者にとっては非常に難しく、日本語母語話者にとっても容易に把握できないものである。日本社会の発展とともに、日本語における敬語の定義や働きなどは次第に変化し、日本人の言語意識と敬語の応用に影響を与えている。
本論では、日本語母語話者と中国人日本語学習者によく見られた敬語の誤用を挙げて種類別にまとめた。それから、誤用の同じところ――尊敬語・謙譲語・丁寧語の混用などと、異なったところ――母語話者の応用面と学習者の文法面に発生する問題を比較して分析した。この結果から、多くの日本語学習者が敬語への認識が明らかではないこと、現在の敬語教育には足りないことがうかがえられる。こういう問題に沿って、本論では、敬語教育への意見と願いを述べてみた。
キーワード: 敬語;誤用;敬語教育
目 次
はじめに 1
1 日本語の敬語に関する知識 2
1.1 敬語の定義と分類 2
1.2 敬語の特徴と機能 2
2 敬語の誤用のいろいろ 3
2.1日本語母語話者の場合 3
2.1.1 尊敬語・謙譲語・丁寧語の混用 3
2.1.2 過剰敬語 4
2.1.3 その他の誤用 5
2.2 日本語学習者の場合 5
2.2.1 「ウチ・ソト」の関係に関する誤用 6
2.2.2 形による混用と誤用 7
2.2.3 呼称に関する誤用 8
2.2.4 「お・ご」に関する誤用 9
3 誤用の異同 11
3.1 同じところ 11
3.2 異なったところ 11
3.3 誤用に関する背景と文化 12
4 敬語教育問題への思い 13
4.1 敬語認識の不足 13
4.2 敬語教育への願い 14
おわりに 15
参考文献 16
謝辞 17
日本語母語話者と日本語学習者に見られた敬語誤用に関する研究
はじめに
日本語の敬語は、日本語の世界に高い地位を持ち、日本語によるコミュニケーションにも欠かせない役割を果たしている。近年、日本語学習者は言うまでもなく、日本人の中には敬語の使用に問題を抱えている人も少なくない。敬語の誤用について、従来は日本語学習者の場合と日本語母語話者の場合を別々に研究することは多かったが、その両者を比較しながら研究することは少なかったようである。
しかし、敬語について、日本の文化審議会答申(2007)は、「敬語も固定的・絶対的なものとしてではなく、人と人とが相互に尊重し合う人間関係を反映した相互的・相対的なものとして定着してきている」と指摘している。敬語の誤用に関する問題も、時代とともに再検討の必要があると思われる。そこで、本論では、「日本語の敬語に関する知識」という基本認識から、「敬語の誤用のいろいろ」「誤用の異同」「敬語教育への思い」に分けて、日本語母語話者と日本語学習者(中国人を主な対象)の両方の立場をもとに、敬語の誤用とその誤用に反映された背景と文化を分析し、将来の敬語教育への展望を述べてみる。以上を踏まえ、次のことを明らかにすることを目的としている。①敬語の誤用のいろいろ②敬語教育の問題③敬語教育への助言本論では、日本語母語話者と日本語学習者の両方を対象に、日本語の敬語の誤用を中心に、中国の現代社会に合わせる敬語教育のあり方を探索したい。それにより、中国における日本語教育を見直し、また、中国人日本語学習者の敬語に対する意識や日本語のコミュニケーション能力の向上に何らかの指摘を示せればと思う。
1 日本語の敬語に関する知識
敬語の誤用について研究するためには、最初の一歩は敬語に関する基本知識を明らかにしなければならない。平成19年の文化審議会答申の「敬語の指針」に基づいて、敬語の定義・分類・特徴・機能について整理してみる。
1.1 敬語の定義と分類
『大辞林』の定義によると、敬語とは「聞き手や話題にのぼっている人物・物事に対する話し手の敬意を表す言語的表現」ということである。日本語の敬語には、聞き手・話題に対して話し手の敬意を表現する「尊敬語」「謙譲語」と、聞き手に対して話し手の敬意を直接に表現する「丁寧語」とがある。これは、従来の学校教育等で行われる3種類に分ける考え方である。平成19年の文化審議会答申の「敬語の指針」により、「謙譲語」の部分はさらに「謙譲語Ⅰ」「謙譲語Ⅱ(丁重語)」という2種類に、丁寧語の部分もさらに「丁寧語」「美化語」の2種類に細分化されるようになったという。
1.2 敬語の特徴と機能
日本語における敬語の特徴も時代とともに、自然に変化している。封建社会において、敬語の使用は人の階級的身分や社会的地位に決められている。第二次世界大戦後、日本語の敬語は、身分の制度の崩壊と民主の発展の影響で、従来の「身分敬語」から人間関係に重きを置く社交的敬語に変わっている。すなわち現代敬語である。
敬語を中心とした表現を適切に使うことによって、話し手の改まった態度を表したり、話し手に品位を与えたり、相手によそよそしさや威圧感を与えたりすることがある。つまり、それを使うか使わないかによって、人との距離と関係を自ら調整することができる。
また、敬語表現は「待遇表現」というという枠に置かれることが多い。待遇表現とは、「相手、内容、場面・状況」などを考慮した表現のことである。つまり、敬語表現だけではなく、卑罵表現・尊大表現・親愛表現なども含まれている。
それぞれの敬語表現、及び待遇表現は、その具体的な使い方や使い分けがあるが、敬語の誤用を中心に論じるので、ここではとりあえず触れていない。
2 敬語の誤用のいろいろ
私は、中国も日本の大学も日本語の敬語について勉強したことがあり、日中の先生と諸外国からの留学生と交流したこともある。一般に、日本語の敬語を勉強するとき、難しいと思われているところは主に二つある。一つは敬語の場面における話し手・聞き手・話題人物の複雑な人間関係を把握することである。もう一つは敬語に関する文法の習得ということである。この二重の難しさが、外国人に見られた敬語の誤用の発生とは切っても切れない関係を持っていると思う。
では、日本語母語話者の場合はどうだろうか。日本人であるから、いつも正確に使うことができると多くの日本語学習者が考えているようであるが、実際の状況はそうではない。敬語について、日本の文化庁は平成7年度から毎年「国語に関する世論調査」を実施し、敬語に関する現象や問題や意識などをいろいろ調べている。それによると、正しい敬語を使っている自信がないと考えている若い男女の割合は半数を超えているという(平成16年)。また、敬語について難しと感じることがあると思っている日本人も半数以上いるようである(平成17年)。日本人であっても必ず敬語を正確に使うわけではないということがうかがえられる。
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