摘 要
中文摘要
在世界各地民间传说中经常能够看到关于狐狸的故事。这一点在日本特别显著,狐狸在日本作为侍奉五谷的神,为民众所信仰。因此,流传着许多关于狐狸的传说。其中,关于狐狸与人通婚的“异类婚姻谭”也在日本各地流传开来。本论文通过研究关于狐狸的“异类婚姻谭”在日本的盛传,以及传说的内涵与异类婚姻谭的分类,来探究其中所包含的日本人对于狐狸的情感以及中日狐狸形象的异同。
关键词:妖怪文化;异类婚姻谭;狐狸女房;狐狸形象
目 次
一章 序論 1
- 研究の目的 1
- 先行研究 2
二章 妖怪における狐のイメージ 3
- 妖怪の歴史と発展 3
- 妖怪とは何か 4
- 妖怪としての狐 5
三章 狐婚姻譚と異類婚姻譚 8
- 異類婚姻譚の話型 8
- 狐女房のイメージと変遷 9
四章 『聊斎志異』における狐との比較 12
- 『聊斎志異』における狐の分類 12
- 『聊斎志異』における異類婚姻譚 12
- 中日の狐イメージの共通点と相違点 14
おわりに 16
参考文献 17
謝 辞 19
一章 序論
研究の目的
「狐婚姻譚」に登場する狐は、人の理解を超えた不思議な現象や不可思議な力を持つ「妖怪」である。日本と中国は大昔から文化交流があり、そのため日本の妖怪は中国のそれと似ているところが多い。特に狐に関する妖怪説話については報恩譚や狐にばかされることなど、類似点がいくつも指摘できるが、一方、異なる点や独特な点も少なくない。「キツネを精霊・妖怪とみなす民族はいくつかあるが、特に日本においては文化・信仰と言えるほどキツネに対して親密である」(ウィキペディア)といわれるように、日本では説話、伝承、民話の中などに狐が頻繁に登場するだけでなく、その話型も中国とは異なる。
狐と人間の男が婚姻するという日本の「狐婚姻譚」は、次のような粗筋とすることが多い。
「ある狐が男に助けられ、その狐が女に化けて恩返しで結婚して子供ができる。しかし女の正体がばれて破局となり、子供だけが残される。残された子は後に出世する」
人間と異なるもの(異類)と人間が結婚するという説話、すなわち「異類婚姻譚」のうち、日本ではとりわけ狐と人間の男が婚姻するというこの「狐婚姻譚」(狐女房)が多い。「狐女房」は、異類婚姻譚の中でどのように位置付けられるのか。話型にはどのような意味があり、どのように類型化できるのか。そしてそこには日本のどのような文化的特徴があるのかを、本論文は、日中の狐婚姻譚の比較などを通して、日本の説話における狐のイメージを考察することが目的である。
先行研究
日本では、宮田(2002)『妖怪の民俗学』1が日本各地の調査と柳田國男2や井上円了3らの研究の再検討を通じて、さまざまな怪異現象を分析し、妖怪とは何か、妖怪のトポロジーとはどのようなものか、さらに都市空間の持つ魔性についても探究している。小松(2007)『日本妖怪異聞録』4は日本妖怪変化史で燦然と輝く鬼神・妖怪たちに託された文化史の闇を読み解かす。村田(1994)『中国文学に登場する狐』5では、古代人の狐に対する神聖さや神秘さを分析している。
中国国内研究には、徐(2002)『「聊斋志异」对传统狐狸形象的审美改造』6、李(2009)の『从「聊斋志异」中看狐仙的女性形象』7、王(2008)『简论蒲松龄笔下的狐女形象』8などがある。これらはいずれも狐のイメージについて、多様な立場から分析し、中国の『聊斎志異』9での狐に真善美という印象を与えている。また程(2012)『変貌する狐憑き伝承の類型と諸相』10は、妖怪伝承データベース11を活用しながら、近代の狐憑き伝承の諸相を明らかにしている。
本研究では以上のような主要先行研究を参照しながら、狐婚姻譚を中心にして、日本の説話における狐のイメージを探る。
- 宮田登(2002)『妖怪の民俗学』ちくま学芸文庫
- 〔1875-1962〕民俗学者。文学者から転じて民俗・伝承を調査し、日本民俗学の確立に尽力した。
- 〔1858-1919〕哲学者。妖怪学の祖といわれ、仏教哲理の面から妖怪を分類し体系化した。
- 小松和彦(2007)『日本妖怪異聞録』 講談社学術文庫
- 村田和弘(1994)『中国文学に登場する狐』文教大学女子短期大学部文芸科文藝論叢 Vol.30 ,p.34- 35
- 徐克瑜(2002)「 聊斋志异」对传统狐狸形象的审美改造」『牡丹江师范学院学报(哲学社会科学版)』2002年 01 期
- 李琨(2009)「从「聊斋志异」中看狐仙的女性形象」『现代交际 Modern Communication』 编辑部邮箱 、
2009 年 11 期
- 王一兵(2008)「简论蒲松龄笔下的狐女形象」『学术交流 Academic Exchange 』 编辑部邮箱 、2008 年 10
期
- 蒲松龄〔1640-1715〕『聊斎志異』人民文学出版社; 第 1 版 (1989 年 9 月 1 日)
- 程亮(2012)「変貌する狐憑き伝承の類型と諸相」『神戸女学院大学論集』 Vol.59 No.2
- 民俗関係の調査などでこれまでに報告された怪異・妖怪の事例を網羅的に収集して、その全体像を把握するとともに、データベースとして構築する
二章 妖怪における狐のイメージ
妖怪の歴史と発展
妖怪は、その国の歴史や風土と深くかかわる。日本の妖怪は、まずその独特な自然環境とつながっている。日本には山や森が多い。自然に抱かれ、自然とともに暮らすような生活があった。そのため自然に対してはいつも畏敬の念を持ってきた。科学技術が未発達な時代には、地震や火山の爆発などの自然現象に対して人はなすすべがない。禍福をもたらし、恐怖をもたらすものとして、自ずと自然への畏敬の心が生まれた。それが妖怪となった。柳田(1977)12は「恐怖と畏怖の感情が基本にあって、それが様々に変化していき、お化けを生み出すようになってきたのだ」と述べている。
そして妖怪は民間信仰とも結びつき、奈良時代の日本では「怪異を起こす存在」を指して「妖怪」と呼んでいたという。
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