摘 要

《东京物语》描写了二战后伴随着传统的家庭制度分崩离析，家庭成员之间的关系变化。《悲情城市》是以台湾二二八事件为背景，描写兄弟四人的家庭和生活。

正因日本和台湾的文化有很多相似之处，小津安二郎和侯孝贤的电影风格也有相似之处。另一方面，《东京物语》和《悲情城市》是两人有名的作品。本文通过比较两部电影和导演，分析中日家庭文化的差异，探究二人对于历史的态度以及电影中的流露出情感。小津与侯孝贤的电影不只是情节更在感情上打动人。总之平淡镜头下包含着极致感动的浓烈情感。这种感情是对人生和命运的叹息， 也是中日文化不同的表现。小津的电影与日本的物哀有密切联系，物哀的理念追溯于日本江户时期的《源氏物语》，侯孝贤的电影中的悲情意识应该与台湾特殊历史时期有关。小津让观众喜欢自己的技巧，将社会现实摈弃于电影之外，讲述着时空隔绝中的家庭故事。因此，小津的电影中不仅缺乏对现实的态度，也没有对历史再思考的精神。侯孝贤对情节的选择与小津不同，他的电影是对社会的担忧与对历史的思考。他关心着普通人的生存立场，用悲伤的情怀书写着台湾人的生活状态。

关键词： 东京物语 悲情城市 小津安二郎 侯孝贤 比较

目 次

はじめに 1

• 1. 問題提起 1
  2. 先行研究 1
  3. 研究方法と手順 2

1. 『東京物語』と『悲しい都市』の比較 3
   1. 『東京物語』と『悲しい都市』のあらすじ 3
   2. 映画の背景及び家庭の比較 4
   3. 創作手法の比較 6
2. 小津安二郎と侯孝賢 8
   1. 小津安二郎の紹介 8
   2. 侯孝賢の紹介 9
   3. 小津式の物寂しい思いと侯孝賢の悲しい意識 9
3. 二部映画の差異が生じた原因 11
   1. 映画における中日の文化差異 11
   2. 監督の感情と態度における異同 11

おわりに 13

参考文献 14

謝辞 15

はじめに

問題提起

小津安二郎と侯孝賢は有名な監督としては人々に了解されている。唐（2009） は小津の映画の主な題材が家庭、特に家庭の崩壊であるとしている。江（2013） は日本と台湾の文化が似っているところもあるからこそ、小津安二郎と侯孝賢の映画風格も似っているとしている。実は、二人の作品を対照すべき原因は心から生じた悲しみであろうと思われる。

映画のスタイルや創造方法から小津安二郎と侯孝賢を比較してみた人が多くあるように見えるものの、二人の映画は素朴なシーンにおいて対照できるところも少なくないはずであろう。なぜなら、素朴なシーンを通じて監督の世界を憂える気持ちが感じられるからである。そのため、このような二種の悲しみが究明できれば、監督のことと指導された映画をより深く理解できると思う。

先行研究

李（2004）は『東京物語』では、時代背景は二戦後、伝統的な家庭制度が崩すに伴い、家庭メンバーの関係も変わっていると指摘している。小津安二郎は最も有名な作品が『東京物語』であり、監督自分の大好きな映画でもあると言っても過ぎない。小津の映画では、これが最もドラマチックであり、子供の成長とともに日本家庭制度が崩し出したという主題は反映されてきたとしている。

江（2013）は小津安二郎が素朴な言語を使って家庭構成の変化を分析し、人生の残酷を説明したと述べている。『東京物語』は二つの主旨があり。一つは伝統的な家庭の崩壊であり、もう一つは老人の寂しい老境を通して命を交替することであると指摘している。

一方、同じような時代背景の下で、淡くて憂え悲しんだ雰囲気に溢れ、日本と台湾につながっている東アジアの物語に属するのは『悲しい都市』が取り挙げれる。宋（2006）は『悲しい都市』に台湾の｢二二八事件｣を背景に、兄弟四人の家庭や生活を掲示したとしている。人々自分の運命と前途に対する絶望や生き別れ、死別など、このような悲しみは日常の細かなことに大量に表される

としている。

そのため、二部の映画と二人の監督の比較を通して、中日の家庭文化の違いを分析し、二人の監督が歴史に対して持つ態度や映画に表われる感情を究明してみよう。

研究方法と手順

まず、『東京物語』と『悲しい都市』を鑑賞することにより、映画の内容と伝えようとする感情を明確する。次に、監督についての資料を調べ、先行研究を参考しながら監督のスタイルと映画の創作手法を分析してみる。最後、映画の理解を深め、映画における悲しみをよりよく理解し、映画の差異を究明してみよう。

『東京物語』と『悲しい都市』の比較

『東京物語』と『悲しい都市』のあらすじ

『東京物語』は、1953 年に公開され、監督は小津安二郎、主演は笠智衆と原節子である。上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、夫婦と子供、老いと死、人間の一生など、冷徹な視線で描いた作品といえる。

尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛け、東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねる。しかし、長男の幸一も長女の志げも毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする二人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子であった。紀子はわざわざ仕事を休んで、2 人を東京名所の観光に連れて行く。周吉ととみは、子供たちからはあまり温かく接してもらえなかったがそれでも満足した表情を見せて尾道へ帰った。ところが、両親が帰郷して数日もしないうちに、とみが危篤状態であるとの電報が子供たちの元に届いた。子供たちが尾道の実家に到着した翌日の未明に、とみは死去した。とみの葬儀が終わった後、志げは次女の京子に形見の品をよこすよう催促する。紀子以外の子供たちは、葬儀が終わるとそそくさと帰って行った。京子は憤慨するが、紀子は義兄姉をかばい若い京子を静かに諭す。紀子が東京に帰る前に、周吉は上京した際の紀子の優しさに感謝を表す。妻の形見だといって時計を渡すと紀子は号泣する。がらんとした部屋で一人、周吉は静かな尾道の海を眺める。

『悲しい都市』は 1989 年に製作された台湾映画である。監督は侯孝賢であり、主演は梁朝偉と辛樹芬である。日本統治時代の終わりから、中華民国が台北に遷都するまでの台湾社会が描かれている。公開当時は台湾の戒厳令解除から僅か 2 年後であり、台湾内で「二・二八事件」1が公に語られることは多くはなかった。舞台となった九份は、この作品の成功によって台湾でも屈指の観光名所となった。

1945 年 8 月 15 日台湾では昭和天皇の玉音放送がラジオで放送される。それは 51 年間にわたる日本統治からの解放を意味していた。その日、田寮港の

1二二八事件は、1947 年 2 月 28 日に台湾の台北市で発生し、その後台湾全土に広がった、と国民党政権による長期的な民衆弾圧の引き金となった事件。